印刷に使われる色

色と一口に言っても、その種類は無限にありますが、実は印刷に使用されている色は決まっています。
ではなぜ使用する色は決まっているのに、他の色を表現することができるのでしょうか。
今日はその秘密を探っていきたいと思います。

色の秘密はCMYK

実は印刷を行うにあたり、使用されている色はC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の減法混色を表現する3色にK(ブラック)を加えた4色しか使っていません。
このCMYの3色の組み合わせは「色の三原色」と呼ばれており、これらを同量ずつ混ぜ合わせることで色が濃くなっていき、最終的には黒色が表現できるとされています。

色の三原色

しかし実際には3色を同量で組み合わせるのは非常に難しく、きれいな黒色を表現できない。また、使用するインクの量も多くなってしまうため、K(ブラック)のインクを用意し印刷を行います。

黒なのにK?

黒色なのになぜ表現がKなのかというと、元々Kはキー・プレート(Key plate)というものを表現していました。
キー・プレートとは細かい部分や輪郭を表現するために使用していたのですが、黒色しか使用していなかったためKが黒色を指すようになりました。
家庭用プリンタの場合はCMYBkと表現されているものがありますが、この場合のBkはもちろんブラックを表しています。

便利なPDFファイル

ちょこプリではデータの入稿を行う際に、PDFファイルでの入稿を推奨しています。
なぜならPDFファイルで入稿を行うことにはかなりのメリットがあるからです。
今日はそんなPDFファイルで入稿を行うメリットについて解説していきます。

PFD入稿によるメリット

ファイルの容量が軽くなる

PDFファイルに変換することにより、データの容量が軽くなります。
これにより、ご入稿頂く際にデータ転送サービスを利用することなく、メールへの添付で済ませることが可能になります。

ソフトの制限がなくなる

データの入稿を行う場合、その印刷通販サイトがどのソフトのファイル形式を受け付けているかを確認しないといけないのですが、PDFファイルに変換を行った時点で元のソフトとは関係のない状態で保存されますので、ファイルの種類により印刷を受け付けができないということがなくなります。

ファイルの添付漏れがなくなる

PDFファイルは単独で、画像やフォントの情報を持つことが可能なので、作成したファイルを入稿する際、使用している画像ファイルやフォントが同封されておらず、希望通りの仕上がりにならないという事態を防ぐことが可能です。

仕上がりのチェックがかんたん

PDFファイルの場合AdobeReaderという無料のソフトを使うことで、どんなパソコンでも仕上がりの状態を確認することが可能になります。これにより少しデータの修正を行いたいという場合に作成を行ったソフトウェアがインストールされたコンピューターが手元になくてもデータの修正が可能になります。

作業環境が統一できる

WindowsやMac、linuxといった使用している作業環境による違いを気にする必要がなくなります。

印刷の種類

印刷通販サイトちょこプリでは、注文を受けた分だけ作成する「オンデマンド」印刷という方式を取っています。
わざわざ「オンデマンド」印刷と名前を付けているからには、当然他の印刷形式もあります。
今回は、そんな印刷の方法について紹介していきます。

オンデマンド印刷

オンデマンド印刷とは、「on demand」直訳すると、「要求に応じて」となり、注文を受けて必要な分だけ印刷を行う形態のことを指します。
通常印刷を行う場合、版と呼ばれる印刷物を刷るためのものが必要になるのですが、オンデマンド印刷の場合はパソコンからデータをプリンタに送信し印刷を行います。

オンデマンド印刷の長所と短所

オンデマンド印刷のいいところは必要な分だけを印刷することが可能という点です。これにより余分な印刷物を作成する必要がないうえ、版の作成も必要ないため仕上がりまでがとても早く、またコストが安く抑えられることが挙げられます。
しかし、大量の印刷物を作成する場合は後述するオフセット印刷の方がコストが抑えられますし、プリンタで印刷を行うという仕様上特色インクが使えなかったり、印刷がずれやすいなどのデメリットもあります。

オフセット印刷

オフセット印刷とは、印刷物を作成する際に一般的に使われている平版印刷のことです。
版と紙が直接触れ合うことはなく一度別のもの(中間転写媒体)に転写(offset)してから紙に印刷を行います。

オフセット印刷の長所と短所

オフセット印刷を利用すると、非常に鮮明な印刷が可能で、短時間で大量の印刷を行うことができます。
しかしオンデマンド印刷と比べ最初に版の作成が必要になるため初期費用と時間がかかるという点、また版を作製する必要があるため少量の印刷の場合だと割高になってしまうというデメリットがあります。

他にも印刷の種類として、グラビア印刷やフレキソ印刷スクリーン印刷というものもあり、自分の目的に合った方法を選ぶことで、よりよい印刷物の作成が可能になります。

入稿データ作成時の注意2

ちょこプリで製本を依頼する際に入稿するデータを造っていただくのですが、その際に「面付け」という工程を取る必要があります。
この「面付け」を行うことにより、ページの順番が決まりますので、かなり重要な工程となります。

中綴じの場合

中綴じの場合は以前紹介した通り紙を重ねた中心に針金を打つという仕様上、面付けが複雑になります。

中綴じの面付け

しかし、ちょこプリへご入稿頂く場合は面付けの作業はこちらで行いますので、ご入稿して頂くデータは単ページ、もしくは見開きページでのご入稿でも問題はありません!

中綴じ入稿データの例

無線綴じの場合

無線綴じの場合は本の構造上紙を重ねたものを表紙でくるんで糊止めを行うので、中綴じのように難しい面付けはありません。
しかし一つだけ注意しなければいけない点があります。それは表紙を作成する際に紙の厚み分余分に大きめに作らなければなりません。
これを「背」と言います。この「背」」がない場合どうなるのかというと、表紙でくるんだ際に紙の厚みの分だけ長さが足りなくなってしまい表紙が端まで届かなくなってしまいます。

長さが足りず本文が見えている状態

無線綴じでデータの入稿を行う際は、表紙、裏表紙の会田に背の部分を入れてつなげたもの、本文については単ページ毎に着作っていただき、ファイル名にページを明記するようによろしくお願いいたします。
これは中綴じも同じなのですが、ページ数が把握できない場合は、データ不備として扱う場合があります。

入稿データ作成時の注意

印刷通販サイトちょこプリでは、最短4営業日での発送が可能としていますが、ご入稿頂いたデータに不備があった場合、到着が遅れてしまう恐れがあります。
今回はそのような事態を回避するために、データの作成時にどのようなことに気を付ければいいかの解説をしていきます。

トンボ

トンボとは、印刷物を既定の大きさにカットする際の目印となるもののことを指します。
トンボには2種類あり、角を表す「コーナートンボ」、印刷物の中心を表す「センタートンボ」と呼ばれるものがあります。また、コーナートンボの2本の線の幅は決まっており、3㎜となっています。

トンボの種類
トンボの種類
コーナートンボの幅
トンボの幅

コーナートンボは1つの角につき1つ存在するため、4つで1組となっています。
センタートンボは各辺に1つ存在するため、これも同じく4つで1組となっています。

トンボの形
トンボの仕組み

実際に断裁(紙をカットすること)が済んだあとの仕上がりサイズは、破線で囲まれた灰色の部分になります。
原稿データにトンボがなかった場合は断裁位置が不明のデータ不備扱いとなり、納期が遅れる原因となりますので、ご入稿の前に確認をお願いいたします。

塗り足し

塗り足しとは、本来の仕上げサイズよりも大きく図柄を用意することを言います。
塗り足しを行うことにより、トンボで断裁を行った際、断裁市がずれた場合に紙の印刷していない地の部分が出るのを防ぐことができます。
データを作成する際にトンボに合わせて3㎜ほど実際のサイズよりもはみだして塗り足しをつくれば下地の色が出ることはほぼありません。

塗り足しの有無による違い
塗り足しの有無による断裁時の違い

文字切れ

文字切れとは名前の通り印刷物の断裁を行った際に文字が切れて想定とは違う仕上がりになってしまうことを言います。
この状態を回避するには仕上がり線ぎりぎりに文字を配置するのではなく、ある程度余裕を持って内側wに文字を配置することで回避することが可能となります。
実際にデータを作成する際は仕上がり線よりも3㎜程度内側にして頂くことで、文字切れが起こる心配はほとんどなくなります。

文字切れの例
文字切れの例